Verb Edge は動詞本文のほかに様々な意味限定子をエンコードする。参加者とともに述語の完全な意味を構成する。

限定子リスト

範疇英文名データ型値マッピング
核心動詞Core Verb識別子意味整列絶対識別子
参加者リストParticipant List複合型リスト{個体, 文法役割, 意味役割}
話者Speaker参照述語主体(必須)
聴者Listener参照述語対象(Nullable)
証拠性EvidentialityFloat [-1.0~1.0]-1=推論, 0=直接経験, 1=伝聞
叙法MoodFloat [-1.0~1.0]-1=仮定, 0=叙述, 1=命令
モダリティModalityFloat [0.0~1.0]意志の程度
時制TenseFloat [-1.0~1.0]-1=過去, 0=現在, 1=未来
アスペクトAspectビットマスク1:進行, 2:完了, 4:結果中心
丁寧さPolitenessFloat [-1.0~1.0]-1=タメ口, 0=中立, 1=敬語
肯定/否定PolarityFloat [-1.0~1.0]-1=否定, 0=判別不可, 1=肯定
意図性VolitionalityFloat [-1.0~1.0]-1=非意図, 0=判別不可, 1=意図
確信性ConfidenceFloat [-1.0~1.0]-1=推測, 0=判別不可, 1=確信
反復性Iterativity整数0=判別不可, 1=1回, MAX=無限

証拠性(Evidentiality)

情報の出所を表現する。

意味
-1.0推論「~のようだ」
0.0直接経験「~した」
1.0伝聞「~だそうだ」

叙法(Mood)

発話の機能を表現する。

意味
-1.0仮定/反事実「~していたら」
0.0叙述/事実「~である」
1.0命令/要請「~しなさい」

時制(Tense)

イベントの時間的位置を表現する。

意味
-1.0過去「~した」
0.0現在「~する」
1.0未来「~するだろう」

アスペクト(Aspect)

イベントの内部時間構造をビットマスクで表現する。

ビット意味
001進行「~している」
010完了「~した」
100結果中心「~してある」
011進行+完了「~してきている」

丁寧さ(Politeness)

話者と聴者の社会的関係を表現する。

意味
-1.0タメ口/見下し「~しろ」
0.0中立「~します」
1.0敬語/謙譲「~いたします」

設計原則

  • 連続値: 離散分類ではなく Float で表現し、グラデーション表現が可能
  • 両極: 大部分 [-1.0, 1.0] 範囲で両極端を表現
  • 判別不可: 0.0 は「中立」ではなく「判別不可」の場合も含む(Polarity、Volitionality、Confidence)
  • 組み合わせ: ビットマスク(Aspect)+ Float の混合で複合意味を表現